モリトグループの目指すべき姿
モリトグループは、これまでグローバルニッチトップを目指して、様々な取り組みを実施してきました。
ハトメやホック、靴紐、マジックテープ®などアパレル向けの小さなパーツから始まり、種類を増やしていくだけではなく、パーツの機能を活かしアパレル以外のシューケアや健康関連商品、自動車の内装部品など、さまざまな業界に参入してきました。
さらに、OEM・ODM製品の取り扱いや製造も行うようになり、アパレル関連事業や文房具やカバンといったプロダクト関連事業、輸送関連事業の3つを柱に事業領域を拡大してきました。
また、アパレル関連事業とプロダクト関連事業において、BtoCビジネスへの参入や、安心、安全、環境、健康をキーワードとした高付加価値商品の強化などの取り組みを実施してきました。
輸送関連事業においても、カーマットのメタルエンブレムやヘッドレストに使用されるマジックテープ®などの小さなパーツだけでなく、車内のアームレストやトランクボード、新幹線の座席前のネットポケットなども取り扱うようになり、海外での販売も拡大してきました。
グローバル展開を積極的に推進してきた結果、欧州、北アメリカ、アジアに広がる14社の子会社と強力なネットワークを構築しています。
モリトグループ各社がそれぞれの業界でグローバルニッチトップを目指して走り続けています。
モリトは社員一人ひとりの発想や能力を最大限に活かせる会社を目指し、様々な取り組みを行っています。
これまでには、社内ベンチャーの発足や企業価値向上を目標としたプロジェクトを実施してきました。
これらは社員が有志で立ち上げ、参画をしており、プロジェクトに参画したメンバーは一人ひとりが主体性を持って目標達成のため取り組んでおります。
社員一人ひとりがやりがいを持ち、いきいきと仕事に取り組めることがモリトグループの価値向上に繋がると考え、グループ横断的にメンバーを募り、数々のプロジェクトを実施しています。
現在は、「グリーンプロジェクト」、「ダイバーシティプロジェクト」、「ブランディングプロジェクト」の3つのプロジェクトが活動をしており、プロジェクトメンバーは自身の通常業務に加え、グループの価値向上を目指し、活動をしています。
グリーンプロジェクト
「サステナブルファッションEXPO」への参画、Rideeco®を通じた新たなビジネスの創出、海岸での清掃活動等、地域社会貢献への取り組みなど、グループ全体の環境への意識を高めるため活動しています。
企業が推進すべきサステナブルな取り組みとして、重要なプロジェクトです。
ダイバーシティプロジェクト
どんな背景を持つ社員であっても、いきいきと働けるための環境づくりを目指し活動しています。
多様化する働き方、ライフスタイル、価値観などを柔軟に受け入れ、グループ社員の皆さんがより働きやすい環境と充実した生活を送る為に、重要なプロジェクトであり続けます。
ブランディングプロジェクト
社内外にモリトグループのことを知っていただくために発行している「MORITO TALK」、「ハッピーパーツデー(8月2日)のイベント」を通じたファンづくり、リブランディングの「タグラインの作成」、「コーポレートロゴ・カラーの刷新」等、グループのブランド価値を高めるため活動しています。
「されどパーツ」
モリトはこれまでに小さなパーツで世界を変え続けてきました。
1908年、創業者 森藤寿吉は大阪でハトメ・ホックの仲買商を開業しました。
その当時、ハトメやホックといった小さな部品だけを扱う商人や店は世の中にありませんでした。
1940年代戦後の動乱期を超え、515スナップや日本初の本絹靴紐を開発・発表し、大ヒットを記録。その後もモリトはマジックテープ®の総販売代理店として日本にマジックテープ®を広め、今では知らない人がいないほどの商品になりました。
1976年、グローバルな専門商社への発展を視野に入れ「森藤株式会社」を「モリト株式会社」と改称。現在はアメリカ、ヨーロッパ、アジアに拠点をおき、世界にモリトのパーツを提供しています。
地球規模の課題である環境問題。モリトは100年以上の歴史で培ってきたパーツや素材の知識を活用し、問題解決に取り組んでいます。
パーツをつくるには大量の水や電力を使用します。
モリトは環境にやさしい製造方法を使用して、生産過程で消費される水と電力を大幅に削減するという取り組みを行っています。
海洋プラスチックごみの主な原因の一つである「廃漁網」をパーツや生地などの身近な製品に加工することで、海洋汚染問題にアプローチしています。
産業廃棄物である紙や、衣料品生産時に発生する生地や端切れなど化学繊維を回収、加工し、リサイクルペーパー ASUKAMI® として生まれ変わらせています。
私たちの取り扱っている商品の多くは、日常生活の中にあたりまえのように存在している小さなパーツです。
私たちは常に使いやすさを追求し、目的に合ったあたらしさをプラスすることで、世界中の人々にストレスなく使っていただけることを目指し、事業活動に取り組んでいます。
私たちは、創業理念「積極・堅実」や経営理念「パーツでつなぐ、あなたとつながる、未来につなげる」などの価値観や今後の企業の方向性等から「求める人物像」を導出しています。
「求める人物像」のうち、何か一つでも共感する方、またはそんな人物を目指したいという気持ちがある方。私たちはそんなあなたと共に成長していきたいと考えています。
モリトグループのメンバーは、あらゆることを自分事として、主体的に物事を考え実行することが求められています。そのためには、「世の中の困りごと」、「お客様が必要としていること」、「会社に必要なこと」、「自分ができること」等を常に考えている必要があります。
仕事は一人では成り立ちません。社内外で関わる全ての人と協働し、顧客やパートナーから絶大な信頼を勝ち取る必要があります。
人と人との信頼関係を築くためのもっとも基本的かつ重要なことは「あいさつ」です。
「こんにちは」と明るく元気な挨拶が飛び交う社風が根付いています。
近年では、IT技術の急速な進展により、新しい商品・サービスが次々と生まれ、それに伴い、市場のニーズや消費者の価値観も多様化しており、経済や私たちを取り巻く環境が目まぐるしく変化しています。
私たちはそのような時代や環境の変化に対し恐れることなくそれを受入れ、柔軟な姿勢で対応することが必要であると考えています。
また、性別、年齢、国籍、文化、背景など様々な属性を持つ人々と協力する事が必要ですので、多様性を受け入れることができる人財を求めています。
仕事において「スピード感」がある人の特徴は、「仕事が速い」、「決断が速い」、「対応が速い」などがあげられます。
「仕事が速い」とその分たくさんの「量」の仕事がこなせます。
「決断が速い」と失敗をしてしまっても次の挑戦が行えます。
「対応が速い」と相手は信頼感や安心感を覚えます。そのような「スピード感」を必要としています。
VUCA時代といわれる現在、常に世界は変化し続けています。
経験則や固定観念にとらわれず、柔軟な発想を持って行動する必要があります。
既存のアイデアの発展だけではなく、新しいアイデアも生み出せる方を私たちは求めています。
1908年、大阪で創業者 森藤寿吉は「ハトメ・ホック」の仲買人として開業をしました。
その当時、ハトメやホックといった小さな部品だけを扱う商人や店は世の中にありませんでした。
そういった「先見性」や「ひらめき」は現在もモリトグループの社員一人ひとりに求められています。
また、社員が営業活動だけでなく、グループ会社の社長や役員として経営を担うこともあり、そのため経営に関する知見やセンスも磨く必要があります。
モリトでは、各社員が働きがいと高いモチベーションを持ちながら、継続的なキャリア形成を実現できるよう、各種制度を導入しています。制度の一例をご紹介します。