
こんにちは。広報担当のサトです。
慶應高校の107年ぶりの優勝で幕を閉じた今年の夏の甲子園。
熱いプレーだけではなく、今までの常識にとらわれない「エンジョイベースボール」が注目されました。練習方法や、投手交代のタイミング等も監督、コーチ陣だけで決めるのではなく、部員と一緒に考えて、チームみんなでベストと言えるものを導き出すようです。
実は、私たちモリトも、仕事や社内イベントを実施する時はトップダウンで決めることはあまり無く、社員が意見を出し合い、出てきたアイデアを実践することが多いのです。
始球式へのあゆみ
プロジェクトメンバーのアイデアが詰まったイベント「ハッピーパーツデー2023」については、前回も色々とご報告しましたが、今回は一番の盛り上がりを見せた「始球式」の当日までのあゆみをお伝えしたいと思います。
プロジェクト内で「モリト始球式選考会」なるものを立ち上げ、多数の応募の中からファイナリスト6人に絞ったところまで、前回お伝えしました。
前回の記事は▶こちらから
ファイナリストの6人から最後の1人に絞るには・・・
● どのような方法がいいのか?
● 社内のコミュニケーション増加に有効な方法は?
● 一番フェアな方法とは?
をプロジェクトメンバーで考えました。

選考方法
いろんな選考方法を検討した中で、
ファイナリスト6人がいかに真剣に練習をするか?
上手い下手ではなく、練習前・後の比較をしてみては?
という事になりました。
とはいえ、野球未経験者の社員にとっては、練習方法も分からないのではないか?というわけで、特別コーチにご指導いただくことになりました!
特別コーチが凄すぎた!
そして、ご指導いただく特別コーチが・・・!

特別コーチはこの方!
野球好きな方ならこの後ろ姿で気づかれる方もいるのではないでしょうか?
そう!
なんと、ご協力いただいたのは、元メジャーリーガーで、オリックス・バファローズのOBでもあるマック鈴木さんです!

創業115周年のお祝いコメントまでいただきました!
ありがとうございました!
実は、モリトグループに所属している社員とマック鈴木さんが同級生というご縁もあり、特別コーチを快く引き受けていただきました。
特別コーチと練習会
ファイナリストの6人には練習場所に到着するまで、「特別コーチが誰なのか?」を明かさずに、サプライズで発表!
何も知らなかった6人は、マック鈴木さんの登場に大興奮!
元メジャーリーガーを前にして、緊張で手が震えている社員の姿も・・・。そんな社員たちにマック鈴木さんが優しく、分かりやすく投球レッスンを付けていただきました。

やさしく、わかりやすく、実際に見本を見せながら丁寧なレッスン
マック鈴木さん曰く、
「始球式はノーバウンドでキャッチャーまで届けば⭕」
ということで、
野球未経験者には、マウンドからキャッチャーまでの18.44mという距離をノーバウンドで投げる基礎練習。

はじめは近くから投げ始めました
野球経験者には、コントロールを重視しながらも、球速をアップするフォームを教えていただきました。

球速アップのための身体の使い方を教わります

投球でもグローブの使い方が大事と教わりました
メジャーリーグと日本のプロ野球の違いなどをお話いただき、汗だくになりながらも、ファイナリストの6名にとっては、かなり充実した練習時間となりました。
仕事も、イベントも、遊びも(?)真剣に楽しむモリト社員に対して、真摯にプロのご対応をいただいたマック鈴木さん。
私たちは感謝と共に、国内外においてプロの厳しい世界を生き抜いてこられたマック鈴木さんからたくさん学ぶことがありました。
本番の始球式は誰が??
ファイナリスト6人全員、特別コーチのおかげもあって真剣に練習を頑張っていました。また、投球についても練習会の前後で、それぞれ成長した姿を見せてくれました。
となると、本番の始球式を誰にするのか?
甲乙つけがたく・・・結局、全員にとって一番フェアな【抽選】で代表1名を選ぶことになりました。
責任重大な抽選は社長にお願いし、6分の1の確率で引き当てたのは、
高校野球でピッチャーとして頑張っていた吉永さんでした!

会社を代表して、吉永さんが始球式を務めます!
そして迎えた始球式

いざ、マウンドへ
イベント当日の8月2日、夢のプロ野球のマウンドに立ち、
先発投手の宮城選手に会釈をしてから、
渾身の一球!ストレートをビシッと投じました。

渾身の一球を投じます!
吉永さんは130km近い速球を投げるのですが、バッターボックスの選手に「当ててはいけない」と強く意識していたようで、若干外角に逸れてしまいましたが、見事な投球を見せてくれました。

そして、この様子を現地、京セラドーム大阪で参加した社員たちや、全国各地のモリトグループ社員がそれぞれネット配信等で見守り、温かい歓声と拍手を送っていました。

充実した笑顔の表情が印象的でした
この始球式の1球の為に、選考方法、練習方法等などプロジェクトメンバーみんなで考え、行動し、モリト流「エンジョイベースボール」を実現した、そんな始球式となりました!